住宅ローンとは、新築や中古マンションを購入したり、一戸建てを建築する際に金融機関からお金を借りる住宅取得用のローンのことです。住宅ローンを組む際には金利が発生します。夢のマイホームを購入する際には、住宅ローンの返済方法と金利を慎重に検討し、住宅ローン完済後の抵当権抹消手続きも忘れてはいけません。こちらでは住宅ローンのしくみについてご紹介いたします。
返済方法
一般的な住宅ローンのしくみとしては、金融機関などからお金を借り、その翌月から返済を開始することになります。返済方法には「元利均等返済」と「元金均等返済」があります。
- 「元利均等返済」とは、返済額が一定であり期間の経過に従って返済額に占める利息部分と元金部分の割合が変化していくという返済方法です。
- 「元金均等返済」は、元金部分の返済が一定であり、そこに利息を上乗せして返済していく方法になります。
金利の種類
借入金利の代表的なものは「変動金利型」「全期間固定金利型」「固定金利期間選択型」の3タイプです。
- 「変動金利型」では、金利が短期金利の動きに合わせて変動します。低金利時には負担が軽くなりますが、もちろん金利上昇の可能性もあるため、それなりのリスクを伴うものでもあります。
- 「全期間固定金利」とは、借入れから全額返済するまで金利が固定されていることをいいます。市場金利が変化しても返済額に影響はなく、また総返済額が予め確定されますので、家計管理や将来設計が立てやすいなどの利点もあります。しかし借入れ後、金利が著しく低下すると逆に負担が大きくなることもあります。
- 「固定金利期間選択型」とは、借入れ当初に定めた2・3・5・10年の期間中は同額の金利を払い続け、期間終了後に改めて金利や返済額を見直すことをいいます。期間終了後は、これまで同様固定金利選択型、変動金利型と選べるようになっています。
抵当権抹消登記
住宅ローン完済後の抵当権抹消手続きは、金融機関では行いません。金融機関から抹消登記に必要な書類が届きましたら、ご自分で手続きを行うか、司法書士に代行を依頼します。登記せずに放置してしまうと、書類の有効期限が切れて余計な労力や費用がかかる場合もありますので、なるべく早く手続きをする必要があります。